滑舌の悪さでブレーク中の新日本プロレス・本間朋晃(38)が15日、歌手・華原朋美(40)へのプロポーズを予告した。本間は13日放送の日本テレビ系「有吉ゼミ」で華原に告白して話題を集めたばかり。20日の札幌大会で開幕する真夏の祭典「G1クライマックス」で優勝したあかつきには、結婚を前提とした本格的交際を申し込むという超ビッグな公約を掲げた。

 本間はこの日、G1へ向けた公開特訓として都内の「よみうりランド」(東京・稲城市)で地上22メートルの高さからバンジージャンプを敢行した。必殺技のこけし(ダイビングヘッドバット)の命中率アップを狙ったものらしく「飛べてよかった…。度胸がつきましたね」とご満悦。初出場となった昨年のG1では10戦全敗に終わったものの「1勝とか2勝とか中途ハンパなことは言いません。出るからには優勝です」と力強く宣言した。

 本間といえば「結婚できない男前芸能人」として出演した「有吉ゼミ」で華原に告白。「友達から」という条件でOKをもらい話題になった。実に19年間、ファンを貫いてきたことで、華原やファンからも「ピュア」と好意的にとらえられている。本間が性的欲求に対してのみピュアな男だと思い込んでいた一部プロレス関係者は、認識を改める必要があるだろう。

 10日の新潟大会には華原の名前で花束も届いており、本間も19日のコンサートにお礼の花を出す予定。「お友達」としての距離は順調に縮まっているように見える。

 だが本間には収録時の心残りが一つだけあった。「あまりの緊張で『お友達から…』と言ってしまったんです」。そもそも番組は「結婚できない」本間をクローズアップしたもの。初対面の人間に結婚を申し込んだら危険人物以外の何物でもないが、そこは本間もプロレスラー。多少型破りでも、男らしく真剣交際を前提としたものにすべきだったのではないか、という後悔があるという。

 そこで本間は「G1で優勝したら、朋ちゃんにプロポーズします。先輩の前例もあるので、それにあやかりたい」と本紙に宣言。真夏の祭典へ一大公約を掲げた。G1制覇のハードルを自らに課した理由は、2001年大会覇者・永田裕志(47)の例があるからだ。実は永田がちえ子夫人にプロポーズしたのは、G1初制覇がキッカケ。一流レスラーとして「一家の大黒柱として認められるため」という目標をG1初制覇で達成し、結婚に至った経緯がある。これを手本にしようとする本間のG1初戦(23日、静岡)の相手が当の永田というのも、何やら運命じみている…。

 華原は過去の恋愛で何かと世間を騒がせてきたが、プロレス界最大のリーグ戦で“本命”が出現する可能性も十分。「俺の『こけし』(注・あくまで必殺技の名前)で朋ちゃんを幸せにしたい」。プロレスファンでなければ誤解を招きそうなフレーズだが、本間が愛の力で奇跡を起こせるか注目だ。