鉄人・小橋建太(48)が14日、6月に特別講師に就任した尚美学園大学(埼玉・川越市)でトレーニングの実技指導を実施。道場での練習をアレンジした独自のエクササイズで学生たちと汗を流した。

 この日の授業に参加したのは、総合政策学部ライフマネジメント学科の2年生25人(女子生徒8人)。まず実技の前に一人ひとりに自己紹介をさせ、声が小さい学生を「聞こえない!」と一喝するなど早くも熱血漢ぶりを見せる。

 本番では腕立て伏せや手押し車、またその複合練習など、なぜかやたら腕のトレーニングに終始。まさに“剛腕流”の指導を施した。腹筋のパートでは自ら実践したものの、没頭するあまりサボる学生を見逃すという失態も。それでも小橋本人は「一緒にやることで生徒のやる気が出た」と満足げだった。

 ラスト10分のところでは思い出したようにスクワット100回を課し(鬼だ…)1時間半の講義を終了。授業後には、胸を出し逆水平を求める恐れ知らずの男子3人にチョップをブチ込む上機嫌ぶりだった。

 6月は200人を前に教壇に立ったが、実技指導は初。小橋は「少人数とはいえ学生全員に言うことを聞かせるのは難しい。先生の苦労が分かった」と振り返りつつ「最後にはみんなちゃんとやってくれていた。世代的にプロレスを知らない生徒も多いと思うけど、プロレスが浸透するキッカケになれば」としたたる汗を拭っていた。