W―1が13日、21選手参加のトーナメント「WRESTLE―1 GRAND PRIX 2015」(8月2日、埼玉・春日部ふれあいキューブ大会で開幕)の開催を発表。武藤敬司社長(52)が組み合わせ抽選を行った。

 発端は前日の後楽園大会メーン後だ。KAI(31)がW―1王座奪還に成功したものの、所属選手から「お前を認めない」の声が噴出。武藤社長の“鶴の一声”で最強決定トーナメントが決まった。

 選手名の入ったカプセルを引き、トーナメントの組み合わせを完成させた武藤社長は「日本の歴史も戦国時代が一番面白かった。W―1も戦国時代に入ったことを表している」と分析。新王者も参戦するが「勝ち上がれる可能性は少ない。俺も経験があるが、チャンピオンは狙われる立場だから」と“下克上”を予測した。

 そのKAIは一夜明け会見を行い、ベルトを手に「一部のファンや所属選手からは文句があるようだが、これも自分のまいた種。みんなに自分を認めさせる」と必勝を宣言。決勝戦の相手には「恩返しをしたい」と選手権前に共に特訓した近藤修司(37)を指名。“不人気王者”返上を誓った。