大仁田ついに!引退ロードの天龍に電流爆破挑戦状

2015年07月08日 16時00分

本紙に天龍への「挑戦状」を公開した大仁田

 邪道・大仁田厚(57)が7日、ミスタープロレスこと天龍源一郎(65)に「挑戦状」を送付した。11月15日の最終興行(東京・両国国技館)に向けた引退ロードを突き進む天龍に対し、9月に予定する超花火プロレス・新潟大会でノーロープ有刺鉄線電流爆破デスマッチの舞台を用意することを約束。21年前に地獄のリングで死闘を繰り広げた「邪道対龍魂」が急浮上した。

 

 ついに、この男が動いた。大仁田が胸ポケットからおもむろに取り出したのは「挑戦状」と書かれた書状だった。“昭和流”のやり方だが、同じ時代を生き抜いた天龍にメッセージを届けるには最適な方法だ。中には波瀾万丈の格闘技生活にピリオドを打つ天龍をねぎらう言葉から始まり、対戦を求める内容がしたためられていた。

 

 この真意を「男子も女子も関係なく、幅広い引退ロードを歩んでいる。その一節に、加えてもらいたいと思う。俺も今年はデビュー40周年の記念すべき年だし、中途半端なリングを用意しようとは思ってない」と説明。もちろん考えるリングは電流爆破しかない。

 

 11・15両国に向けた今後の引退ロード9大会では、男女混合マッチの先駆者らしく赤井沙希(28)ら女子プロレスラーともからむ。だが、ここに「邪道」の名がないことを寂しく思っていた。2人は1994年5月5日のFMW川崎球場大会で行われたノーロープ有刺鉄線金網電流爆破デスマッチで一騎打ちが実現。2003年6月29日のWJ札幌大会ではタッグを組み、電流爆破戦を戦っている。天龍の39年のプロレス人生を振り返るうえで、爆破マットを欠くことはできないからだ。

 

 特別な思いもある。FMWでデスマッチ路線を開拓したかつての大仁田は異端児扱いされ、新日本と全日本のメジャー団体から敵視された。「俺に触るのはタブーだった。だけど、男気を出して触れてくれた懐の深い男だった」と今でも感謝の気持ちを抱く。

 

 天龍プロジェクトの嶋田紋奈代表(32)は、ふさわしい相手と場所が用意されれば発表済みの9大会以外でもオファーを受ける意向を示しており、天龍本人が「(ふさわしい相手がいたら)冥土の土産に、やる可能性があるのは当然」とデスマッチ出場に含みを持たせていたこと(本紙既報)も肩を押す。

 

「さすが天龍源一郎という引退ロードを歩んでもらいたいんじゃ。だからこそ敬意であり、尊厳を持ってこの『挑戦状』を送りたい。嘆願する人間がいてもいいだろ!?」。切なる思いは七夕の夜空に届くのか――。