新IWGP王者のオカダがG1連覇の全構想明かす

2015年07月07日 16時00分

オカダはIWGP王者としてG1制覇を達成し“特典”廃止を予告

 新日本プロレスのIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(27)が6日、真夏の祭典「G1クライマックス」(20日、札幌大会で開幕)連覇の全構想を明かした。決勝戦の相手には1月4日東京ドーム大会で敗れた棚橋弘至(38)を指名。さらにIWGP王者としてG1を制覇することで、自身がスタートさせたあの“システム”を撤廃すると予告した。

 

 5日の大阪城ホール決戦でAJスタイルズ(37)からベルトを奪還。一夜明けたこの日、オカダは「ベルトの重みは懐かしいっすね。(ベルトを運ぶ)カバンの重さも、こうじゃなきゃ」と勝ち誇った。

 

 もっとも余韻に浸るヒマはない。すでにオカダの視線は目前に迫るG1に注がれている。「ディフェンディング王者として、IWGP王者として全勝で優勝します」とキッパリ。さらに逆ブロックから上がってくる決勝戦の相手には「東京ドームで負けた棚橋さんに出てきてもらいたいなと。『IWGPもG1も遠いぞ』と逆に言ってやろうと思います」。ドームのIWGP頂上決戦で敗れ悔し涙を流した屈辱を、真夏の祭典で晴らすつもりだ。

 

 一方でIWGP王者のG1制覇は過去に武藤敬司(1995年)、佐々木健介(2000年)の2人しか達成していない。オカダが出場3度のうち、唯一優勝を逃したのもIWGP王者として出場した13年大会だった。

 

 そのハードルの高さを象徴するかのように、近年のG1では「翌年1・4ドームでのIWGP挑戦権利証」が優勝者特典として定着している。これはそもそもオカダが12年大会を制した際に主張し実現したものだが、その後もベルト保持者の優勝がなかったため恒例化している。

 

 しかし本来ならばIWGP王者は「一番負けてはいけない存在」(オカダ)。優勝を義務づけられてしかるべきで、このシステムが長期的にはびこることは、ベルトの権威という観点では健全と言いがたい。オカダは「もうその流れは断ち切りますよ。始めた僕にしかできない。廃止です。1・4のメーンに出る王者はオカダ。あとは下半期で『G2』でもやって挑戦者を決めてもらいましょうか」と言い切った。

 

 混戦の夏はもう必要ない。今年のG1のキャッチコピーである「極みの夏。」を体現し、オカダが頂点に立つ人間の強さを見せつける。