【新日・大阪城決戦】IWGP奪還オカダ 3600万円スーパーカー“爆買い”

2015年07月07日 06時00分

AJ(左)にレインメーカーを見舞いフィニッシュしたオカダ

 新日本プロレス5日の大阪城ホール大会で行われたIWGPヘビー級選手権は、挑戦者のオカダ・カズチカ(27)が王者AJスタイルズ(37)を撃破して第63代王者に輝いた。新日プロ21年ぶりの大阪城決戦で1年2か月ぶりにIWGP奪還。再びプロレス界の中心に舞い戻ったオカダは、業界をけん引するスーパースターとなる決意の表れとして、驚がくの“爆買い”をしたことが明らかになった。

 昨年5月にベルトを奪われたAJとの大一番は、まさしく世界最高峰のハイレベルな攻防となった。スワンダイブ式ファイヤーバードスプラッシュを難なく繰り出す天才・AJに、オカダは必殺のレインメーカーを何度も防がれる。それでも逆さ押さえ込みから引き込んでのレインメーカーを炸裂させて試合の流れを変えると、高角度ジャーマンを発射。最後は乾坤一擲のレインメーカーで、1年2か月ぶりに頂点ベルトを手に入れた。

 新日プロとして実に21年ぶりの開催となったこの日の大阪城大会は、前売り券が早々と完売。1万1400人超満員札止め(主催者発表)の動員を記録した。

 IWGP奪還という最高の形で決戦を締めくくり、文字通り大阪城に「カネの雨」を降らせたレインメーカーは、新日プロ黄金期再来の象徴的存在。それを強く自覚するオカダは、実は今回の戦いに勝利した際の行動を心に決めていた。それが泣く子も黙るフェラーリの最新スーパーカー「488GTB」の購入だ。

 定価3070万円(!)の同車を水面下で入念に下調べしていたオカダはこの夜の試合後、オプション込みで約3600万円の“爆買い”を決断し、購入を申し込んだ。ちなみにオカダは2012年にG1公開練習でフェラーリに乗って登場したが、当時はもちろん借り物。

 今度は正真正銘、プロレスで稼いだカネでオーナーの仲間入りを果たす。とはいっても超高級車のため納車は来年になるのだが…。

 一見するとただの成り金主義者のようだが、決してそうではない。もとよりオカダは周囲から「見られる」ことを強く意識するレスラー。今回の行動も裏には強い意志がある。「今、プロレスが盛り上がっているからこそですね。しっかりプロレス界を引っ張りたいという覚悟もそうですし、子供たちに夢を与えたいなと。(自分の存在を)どこで見かけても『レスラーって稼げるんだ』『オカダってすげえな』って思ってもらえれば」と“爆買い”の理由を明かした。稼いだカネで、プロレスの、レスラーの「見られ方」を変えたいというのだ。

 27歳のオカダが、若くして誰もが認めるプロレス界の未来を背負う存在となった。それでも現状で満足するつもりはない。「やっぱりそれだけのモノを買ったら、それだけのことをこれからやらなきゃいけないって思うようになりますから」と、さらなる高みを目指すため、常に自らにプレッシャーをかける意味合いもある。

 棚橋弘至に敗れ、涙を流した1・4東京ドームから6か月。「俺がこうしてIWGP王者になったんだ。素晴らしい未来を、皆さんに見せてあげますよ。プロレス界に、カネの雨が降るぞ!」と再び豪語したオカダは、真のスターへの階段を上っていく。