【新日・大阪城決戦】中邑を返り討ち!洋央紀インターコンチ初防衛「G1、勝ち取ってやるよ」

2015年07月06日 16時00分

中邑(右)に牛殺しを仕掛ける洋央紀

【新日・大阪城決戦(5日)】新日本プロレス5日の大阪城ホール大会で行われたIWGPインターコンチネンタル(IC)選手権は、王者の後藤洋央紀(36)が中邑真輔(35)の挑戦を退けて初防衛に成功した。5月3日の福岡大会に続き、同王座の象徴だった中邑を撃破した荒武者は、改めてベルトを自分の色に染めると宣言。悲願だった王者での真夏の祭典「G1クライマックス」(20日、札幌で開幕)出場も決まり、前例のないIC王者としての制覇を狙う。

 徳川家が豊臣家を滅ぼした大阪夏の陣から400年という記念すべき年に、荒武者が大阪城決戦で躍動した。キテレツなコスチュームが恒例となっている中邑は、赤の忍者姿で登場すると、まるで忍術を使うようなポーズで挑発を繰り返し「中邑ワールド」に引きずり込んできた。18分過ぎにはコーナーからのジャンピング式、スライディング式と2度もボマイェの餌食になるが、3カウントだけは許さない。

 そして21分過ぎ、トドメにきたボマイェを捕らえると、カウンターの牛殺しで逆転。ここから裏昇天につなげ、最後は「ウォー!」と雄たけびを上げながら昇天・改を決めて因縁の相手を葬った。「ここで負けたら、今までと何も変わらない。絶対に負けられない試合だった」と後藤は感無量の表情を見せた。

 5・3福岡大会では中邑を破り、約3年ぶりにIC王座を手にした。しかしICベルトは4度の戴冠を誇る中邑が価値を高め、すっかり“中邑色”に染まっていた。だからこそ「あいつの常識をブチ破ってやったことは、俺にとっても大きな勲章。勝ったらからには次の挑戦者にIWGPヘビー級王者を指名したいと思います」と、改めてIWGP王者との統一戦を実現させると強調。独自の防衛ロードを歩むことを決意した。

 もちろんその前にやるべきことがある。真夏の祭典G1だ。第3代IC王者だった2012年7月22日のV3戦(山形)で中邑に敗れ、直後のG1は無冠で出場することになったからだ。同王座が11年に設立されて以来、IC王者のG1制覇はまだない。名実ともにICの絶対王者と呼ばれた中邑を超えベルトを“後藤色”に彩るためには、前人未到の快挙を達成するしかない。

「G1、勝ち取ってやるよ!」。目をギラつかせた後藤は、新たな金字塔を打ち立てるつもりだ。