桜庭 柴田戦に「伝説の火傷技」解禁予告

2015年07月01日 10時00分

場外に転落しても柴田(左)に決めた三角締めを離さない桜庭。2人の戦いは手段を選ばない攻防になりそうだ

 新日本プロレス7月5日大阪城ホール大会で柴田勝頼(35)との一騎打ちに臨む桜庭和志(45)が、不穏な“火傷警告”を発した。もちろん総合格闘技時代から互いを知り尽くす両雄のプロレスマッチでファイヤー攻撃が出るわけはない。桜庭がひそかに解禁を狙う「伝説の技」とは――。

 

 大阪城ホール決戦で桜庭は、総合格闘技時代の2007年9月以来となる柴田との試合に臨む。同会場は09年10月に柴田が、桜庭の総合格闘技ジム「ラフター7」入り後初めての試合で勝利を収めた地でもある。

 

 数奇な運命に導かれて再び師弟対決が実現…と思いきや、当の桜庭は「師弟ではないです。僕の中では。練習仲間ですから」とマイペースそのもの。センチメンタルな感情に浸るつもりはない。

 

 むしろ桜庭にとって柴田は、手の内を知り尽くしたやりにくい相手という認識だ。「(柴田は)自分のパターンが分かっているので。実際の試合では出してないパターンも含めて。分かりづらいんですけど、(死角を突いて)ヒザを立てたり痛いところをギューッとしたり」と、高度な読み合いや、手段を選ばない攻防になる可能性もある。

 

 すでに猛虎殺法の投入を示唆しているように、桜庭が勝負の鍵を握ると見ているのはやはり「引き出しの数」。それだけに、プロレスでは封印していた総合時代の技も総動員する覚悟がある。「炎のコマで灰になるまで、とか。まああれは背中が熱いだけなんですけど。ヤケドには気を付けてください」と不敵な笑みを浮かべた。

 

 炎のコマとはいわゆる「猪木―アリ状態」で、あおむけの相手の足を取ってグルグル回り背中に摩擦熱でダメージを与える技。PRIDE時代のグレイシー一族との抗争などでも使用された。新日マットではもちろん使ったことがなく、久々の解禁となれば敵を幻惑し観衆を魅了するIQレスラーの本領発揮となりそうだ。

 

「先のことは考えてない。今やってることが楽しくて仕方ないですね」と言い切った桜庭。世界中のファイターを手玉に取った姿が、新日マットでもよみがえりつつある。