GHC王座挑戦の高山が王者みのるを一刀両断「生ぬるい」

2015年06月26日 10時00分

コシティで上半身を鍛える高山

 7月18日のノア後楽園ホール大会でGHCヘビー級王座に挑戦する帝王・高山善廣(48)が24日、王者の鈴木みのる(47)を一刀両断した。傍若無人な振る舞いを続ける性悪王を「生ぬるいヒール」と酷評し、汚され続ける至宝を方舟マットに戻すことを約束。軍団総動員で悪事を働く鈴木軍は、ファン時代に目にした極悪レスラーたちに比べると生ぬるく見えるという。

 元盟友との一騎打ちは2009年5月30日の全日本プロレス名古屋大会での3冠ヘビー級戦以来となる。

 高山は「ほかの誰かが巻いていたら思わなかったかもしれないけど、今回は鈴木みのるから奪い取りたいという気持ちだよね。俺が王者になるというより、アイツをチャンピオンの座から落としたい」と現在の心境を口にした。

 6年前の対戦では王者の高山が勝利した。だが当時の戦いぶりは全く参考にならないという。鈴木軍を率いるみのるのスタイルが、大きく変貌を遂げたからだ。「(ともに所属した)GURENTAI時代も、チームで勝利をもぎとることはあったけど、ああやって完全に汚い手は使わなかった。昔の鈴木みのるじゃないよ」。特に目につくのが、タイトル戦にもかかわらずセコンドの介入や凶器攻撃、急所攻撃を繰り返すことだ。

 実はプロレス入りする前の少年時代もアブドーラ・ザ・ブッチャー、タイガー・ジェット・シン、ザ・シークら往年の極悪レスラーに嫌悪感があった。「反則裁定で負ける試合がすごく嫌だった。凶器で血だるまにしたり、ロープで首を絞めたりするヒールを憎んだよ」と振り返る。そんな経験から1999年5月に大森隆男と「ノーフィアー」を結成した時から「圧倒的な強さを目指し、汚い反則はしない」というモットーを貫いて現在に至った。“超獣コンビ”と呼ばれたスタン・ハンセン、ブルーザー・ブロディ組のように「肉体こそ凶器」を身上としてきた自負もある。

 だからこそ今のみのるのやり方は許せない。「鈴木みのるのヒールっぷりは、昔の大ヒールに比べたら生ぬるい。どうせなら、ブッチャーみたいテレビ放送できないくらいひどいことをやってみろ。蹴散らしてやる!」。久々に怒った帝王が鈴木軍に鉄槌を振り下ろす。