格闘王・前田日明氏(56)が24日、東京カルチャーカルチャー(東京・江東区青海)でトークショーを開催した。

「格闘者 前田日明の時代」(税込み3240円・茉莉花社)の発売を記念して行われた同イベントでは、著者の塩澤幸登氏らとトークを展開。前田氏は「重い話なんですよ。いろいろなことを思い出して、気分的にはつらい作業でしたね。ただ自分にも息子ができて、親父ってこういう人だったんだっていつか思ってほしかった」と出版の経緯を明かした。

 さらに話題は出版界で物議を醸している神戸連続児童殺傷事件加害者男性「元少年A」の手記「絶歌」にも及んだ。未読という前田氏は一連の騒動に「ちょっと異様だよね」との見解を示しつつも「(加害者男性にとって本を出すことは)しょうがなかったんかな。でないと死ぬしかなかったのかな」とも語った。

 また前田氏はアマ格闘技「THE OUTSIDER」の7月19日ディファ有明大会で、大阪のバンド「どついたるねん」の山ちゃんがデビューすることも発表。

 アウトサイダーの今後については「これからはどんどん外に向かって試合をさせていきたい」と目を輝かせていた。