<全日本21日・札幌大会>世界ジュニア王者の鈴木鼓太郎(37)は、挑戦者・佐藤光留(34)をレクイエム(高角度前方回転落とし固め)で撃破してV2に成功した。

 パンクラスをルーツとする佐藤とは、激しい打撃戦を展開した。しかし試合後には休む間もなく、元王者の金丸義信(38)が挑戦を表明。「おい! 次そのベルト挑戦させろ! 文句あるか!?」とタンカをきられてしまった。ここで王者の余裕を見せた鼓太郎は「いいよ!」とアッサリ承諾。金丸は「コメントも相変わらずしょっぱいな…」と悪態をつきつつ、挑戦確定にしてやったりの表情を見せた。

 鼓太郎は挑戦者を「強かった。蹴りがくるタイミングを集中して見ていたのが最大の勝因」と振り返ると、金丸について「自分から出てくるっていうのは、自信があるんだろう。全日本ジュニアをさらに盛り上げるためにも、強い金丸義信とやりたい。できれば早いうちに」と、次期シリーズ(7・8、後楽園で開幕)でのV3戦を希望していた。