柴田 8年ぶり桜庭戦の裏に数奇な運命

2015年06月18日 16時00分

現在は敵味方に分かれた柴田(左)と桜庭

 新日本プロレス7月5日の大阪城ホール大会で桜庭和志(45)との一騎打ちに臨む柴田勝頼(35)が、師弟対決にかける思いを明かした。新日プロが21年ぶりに再進出する同会場は、両雄にとっても運命の地だ。巡り巡ってたどり着いたシングルマッチは、柴田のレスラー人生の重要なターニングポイントになる。

 

 柴田と桜庭は2012年8月、ともに新日マット参戦を宣言。対戦相手や参戦頻度に相違が生じるうちに敵対関係となり、大阪城ホールでの一騎打ちが決定した。

 

 両者の対戦は、総合格闘技時代に柴田が唯一のギブアップ負けを喫した07年9月以来約8年ぶりとなる。柴田は「巡り巡って大阪城ホール。運命を感じる。そこでやることが全てだと思うし、巡り合わせだと思います」と感慨深げな表情を浮かべた。

 

 新日プロが最後に大阪城ホールで大会を開催したのは、自身が入門する以前の21年前までさかのぼるが、柴田には強い思い入れがある。09年10月「DREAM12」(大阪城ホール)で迎えた石澤常光(ケンドー・カシン)とのMMA戦は、柴田が桜庭のジム「ラフター7」に入って初めての試合だった。新日プロ時代の大先輩・石澤から勝利を収めた柴田は、同大会のメーンでゼルグ・弁慶・ガレシックに一本勝ちした新しい師匠・桜庭を肩車して喜びを分かち合った。

 

 まさに数奇な運命に導かれて再び実現する師弟対決。それだけに柴田は「あれ(石澤戦)がなかったら一つの点。あの時、金網に入ったから線になって今がある。小さいことはどうでもいい。やることが全て。ターニングポイントになる。ワクワクしてるスキはないんじゃないかと思う」と、レスラー人生における重要な試合と位置づける。

 

 前哨戦で桜庭と何度も対決してきた柴田だが「リングの上に人が多すぎる。早く1対1でやりたいですね」と、燃える闘志を抑えきれない。刺激的で危険な師弟対決は、2人にとって運命の地でクライマックスを迎える。