新日本プロレス7月5日大阪城ホール大会でIWGPインターコンチネンタル王者・後藤洋央紀(35)に挑戦する中邑真輔(35)が16日、英国遠征から帰国した。5月の北米遠征に続き海外マットを転戦。中邑は本紙直撃に改めてIC王座返り咲きへ意欲を見せ、ベルト奪還後の“海外防衛戦再開”の青写真も明かした。

 ――14日に英国の「レボリューション・プロレスリング」に参戦した

 中邑:米国同様にお客さんの反応は良かったです。違う趣の試合でエンジョイはできましたね。大小にかかわらずプロモーターから直接的なオファーもありましたし、行ったことないところには行ってみたいですよね。

 ――丸腰での遠征には悔しい思いもあるのでは

 中邑:発信することにおいてはベルトがあったほうが印象は違うよね。世界的な需要が高まってるし、それは自分も望んできた状況。「さあ」って時にベルトがないのはね…。

 ――そもそもICは「大陸間」のベルト。自身初戴冠後のV1戦(2012年8月)も米国だ

 中邑:ある種、後藤に奪われたことで(挑戦者が)3周も4周もしてきたICがリセットされた。自分がやってきたIC選手権の流れが図らずもこうも急速になったわけだから…。

 ――原点回帰の意味も含め、13年5月にメキシコで行われたのを最後に実現していない海外での王座戦を再開させたいと

 中邑:いかようにもできる魔法のベルト。合間を縫ってね。新日本のスケジュールが厳しいし、その分(肉体的には)もろ刃の剣ですけど。

 ――IWGPヘビー級王座との統一王者を目指す後藤と正反対の青写真

 中邑:何がしたいか分からないけど、せっかく自由の象徴を手に入れた割には、自分の固定観念(IWGP)に縛られてるわけでしょ? 人生は一度きりよ。

 ――大阪城大会の直後に控えるG1の出場選手も発表された

 中邑:(1・4ドームで激突した)飯伏(幸太)と(同ブロック)じゃなきゃ何でもいいや、ダハハ。いたら、そこだけに集中してしまいそうだから。とは言ってもやったことないのはAJ(スタイルズ)と(マイケル)エルガンしかいない。ま、ブロック分けの発表まで楽しみにしておくよ。