ノアの拳王(30)が7日、6年ぶりとなる「ジュニアヘビー級リーグ戦」の開催を提唱した。

 ジュニアのタッグリーグ戦は毎年の恒例行事となっているが、なぜかシングルのリーグ戦は2009年10月に第1回大会(優勝者は金丸義信)が行われたきり。その後は一度も開催されておらず、いまや幻の大会となっており、拳王は「7、8月はそろそろ俺らの季節だろ!? なんで会社はシングルのリーグ戦をやんねえんだよ。俺たちだけのフェスティバルをやろうぜ」と訴えた。

 拳王の呼び掛けに石森太二(32)、小峠篤司(29)、原田大輔(28)、大原はじめ(30)らが次々と賛同。ジュニアはノア勢だけで10選手がおり、ここに他団体や海外勢を加えれば十分、リーグ戦を開催できる陣容が揃う。

 選手たちの意向を聞いたノアの西永秀一統括本部長(47)は「まずベルトが鈴木軍の手にあるので、取り返すのが大前提です。その結果を見て、前向きに検討します」と約束した。

 13日の広島大会でGHCジュニアヘビー級王者のタイチ(35)に挑戦する原田に、リーグ戦復活の命運が託された。