7日のゼロワン東京・新木場1stRING大会で行われたNWAインターコンチネンタルタッグ選手権は挑戦者の佐藤耕平(37)、関本大介(34=大日本プロレス)組が弾丸ヤンキース(杉浦貴、田中将斗組)を破り、新王者に輝いた。

「これで取れなかったら、今後の挑戦は考える」と退路を断っていた耕平にとって、ラストチャンスだった。過去3度、鈴木秀樹、関本、大谷晋二郎とパートナーを変えて弾丸ヤンキースに挑んだが、いずれもあと一歩及ばず。しかも、団体内からは「浮気者」なるレッテルも貼られており、2度目となる関本とのコンビで負けるわけにはいかなかった。

 予想通り、序盤から激しい肉弾戦となったが、ハイライトは15分過ぎだった。耕平が田中を背後から捕らえると、さらにその後ろに関本が合体。使い手2人による合体のジャーマン「眉山(びざん)」を決めた。これで田中を孤立させると関本、耕平の順にジャーマンを決め、最後は耕平がトドメの一発で終止符を打った。

「やっと勝てました!」と叫んだ耕平は世界ヘビー級王座とBJW認定タッグ王座を保持しており、一方の関本もBJW認定世界ストロングヘビー級王者。

 それぞれがシングルとタッグの頂点に立った2人は「ベルトの価値を高め、弾丸ヤンキースに恥じないチームにする」と約束した。