心臓疾患のため緊急手術を受けた初代タイガーマスク(57)が5日、都内で会見を開き現在の病状について説明した。

 4月24日の「初代タイガーマスク基金チャリティーパーティー」以来、約1か月半ぶりに公の場に姿を現した初代タイガーはまず「お騒がせして申し訳ありません」と謝罪。やや声はか細かったが、体格などに目立った変化は見られなかった。

 初代タイガーによるとリアルジャパンプロレス(RJ)3・20後楽園大会で元横綱・曙(46=全日本プロレス)とのシングルマッチ後、胸部の痛みと違和感を感じたが、観光大使を務める山口県のイベントなど仕事が立て込んでいたため、病院に行く時間がなかったという。

「医者には『いつ突然死してもおかしくない』と言われた。3本カテーテルを入れ、今は調子が悪いときもいいときもある。これを繰り返して徐々に良くなると思う」と初代タイガー。現在は自宅で投薬と食事による治療を行い、2週間に1度のペースで検査通院しているという。

 練習のメドは立っていないというが引退は「考えてません」とキッパリ否定。RJの10周年記念となる6・11後楽園大会も「体調を見て」としながらも来場に意欲を見せた。