ノアに恩返し…小島が鈴木軍制裁へ

2015年06月02日 16時00分

天コジでの鈴木軍制裁を予告した小島

 新日本プロレスの小島聡(44)が1日、天山広吉(44)との天コジコンビで鈴木みのる(46)率いる鈴木軍に制裁を加えることを誓った。鈴木軍興行(9日、東京・後楽園ホール)でNWA世界タッグ王座に挑戦する小島は、奪還の際はノアのGHCタッグ王座取りに動くことを決意。永田裕志(47)に続き、第3世代総出でノアの“援護射撃”に動く理由とは――。

 

 鈴木軍興行では、GHCとNWAのタッグ2冠を保持するランス・アーチャー、デイビーボーイ・スミスjr組のNWAタッグ王座に挑戦。小島は「鈴木軍にしてみれば、天コジはいいカモと思われているから組まれたんだと思う。けど違う。ウチらにとっては『そうは問屋が卸さない』ですよ。チャンピオンこそカモですよ」と闘志をみなぎらせた。

 

 同王座を昨年10月に失った天コジにとっては8か月ぶりのリベンジ戦。取り返すだけでは収まらない。GHC挑戦だ。

 

「本来ならノア所属選手が奪還するのが使命だけど、俺らも鈴木軍にはいろいろある。NWAを取ったら、その流れでアイツらのGHCをかけてやってもいい」とまで断言した。

 

 意外にもこれまで外敵の立場だった小島が、ノア勢に代わり奪還に動くという。ただし、同王座には19日のノア後楽園大会でコルト・カバナ、クリス・ヒーロー組の挑戦が決まっており、この試合の結果次第になる。

 

 そして小島なりの深い理由もあった。「第三者的な立場から見ても、今のノアはピンチだよね。俺は11年前に三沢光晴さんとの対戦があって、ノアとの交流につながった。他団体だけど特別な感情があるんですよ」と明かす。

 

 全日本プロレス所属時代の2004年7月18日、両国国技館で三沢さんとの一騎打ちが実現した。小島が熱望して実現した一戦だが、当時ではまさかの接点が新たな活躍の幅を広げ、一レスラーとして成長できた。だからこそ、方舟マットに恩を感じているのだ。

 

 これで髙山善廣、さらには永田に続いて天コジの第3世代勢が、事実上の“反鈴木軍”として包囲網を敷いたことになる。「GHCは巻いたことがないし、取っても、そのままノアに返すのは…。ノアにエールを送ると同時に、自分もチャンスがあればという気持ちですかね」。貪欲になった時の小島は怖い。