<DDT31日・後楽園大会>KO―D無差別級選手権は、挑戦者のKUDOが王者・HARASHIMA(いずれも年齢非公表)を撃破し第51代王者に輝いた。

 ともに2001年デビューのライバル決戦は壮絶な打撃戦となった。王者のリバースフランケンから串刺し蒼魔刀(ダブルニー)を浴び窮地に陥ったKUDOだが、おきて破りの蒼魔刀をカウンターで決め追撃を許さない。

 強烈なバックスピンキックをはじめとした打撃で攻勢に出ると、うつぶせ状態の王者の後頭部めがけダイビングダブルニー一閃。最後は正調のダブルニー弾を叩き込んで王座返り咲きを果たした。

 この日は8月23日の両国大会でのKO―D挑戦者を決めるトーナメント「KING OF DDT」(6日、春日部で開幕)の組み合わせが決定。KUDOは両国決戦までに、現在DDTマットに3つ存在する「いつでもどこでも挑戦権」による挑戦を受ける必要がある。それでも王者は「DDTのトップ、エースになります。3つ防衛を重ねて、両国で誰が来るか分からないけど、誰でも迎え撃ちます」と高らかに宣言した。