<新日本プロレス(青森・弘前大会、27日)>「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」Aブロック公式戦で、獣神サンダー・ライガーが伏兵チェーズ・オーエンズ(25)に敗れ2敗目。決勝戦(6月7日、東京・代々木第二体育館)進出に黄信号が点滅した。

 オーエンズの足攻めに掌打で対抗したライガーだが、串刺し式掌打を阻止されるとダイビングネックブリーカーを浴び劣勢に。最後はパッケージドライバーでマットに突き刺されてしまった。

 ダメージの大きいライガーは無言で控室へ。今年のスーパージュニアは各ブロック1位同士の決勝戦という方式が採用されている。

 この日は同ブロックでカイル・オライリーが小松洋平を下して無傷の3連勝を飾っており、痛恨の2敗目を喫したライガーは瀬戸際に立たされた。

 一方のBブロックではタイガーマスクがマスカラ・ドラダに敗れ、開幕からの連勝が3でストップした。こちらは早くも全勝がいなくなり混戦ムード。タイガーも「まだまだこれから。残りを勝って必ず優勝する」と前を向いた。