洋央紀「俺が統一戦にこだわる理由」

2015年05月27日 16時00分

コーナーの中邑(右)にニールキックを見舞う洋央紀

 新日本プロレス7月5日の大阪城ホール大会で中邑真輔(35)とのV1戦に臨むIWGPインターコンチネンタル王者・後藤洋央紀(35)が26日、IWGPヘビー級王座との統一戦に向けて闘志を燃やした。3日の福岡大会で王座返り咲きを果たした際に掲げた公約に不評が集中する後藤は、これに対し猛反論。ICの新王者が統一戦実現にこだわる理由とは――。

 

 福岡決戦で中邑を撃破した後藤は、将来的なIC王座とIWGP王座の統一戦構想を提唱。しかし大阪城決戦での早期再戦が決定した中邑からは「(自分がICを)二枚看板以上にした」ため2大王座の衝突はナンセンスとの反発を受けた。実際に後藤の耳にも「『中邑が価値を上げてきたベルトを好き勝手にしやがって』とか、そういう(ファンの)声は入ってくる」という。

 

 思いのほか“否定派”が多かった統一戦構想だが、後藤はこれに猛反論する。「どっちかのベルトを封印するとかそんなつもりもないしね。俺はIWGPが世界一だと思ってこの世界に入ってきた。ICを取ったから、IWGPは欲しくありませんなんてウソはつけない。レスラーとしての信念の問題ですよ」

 

 プロレス界では王座そのものが統一されたり封印されるケースが多かったが、後藤が目指すのはあくまで統一王者の座。ボクシングの世界王者が最強を証明するため他団体王者との統一戦を熱望するのと同様で、決して保持している王座をないがしろにするものではない。

 

 ましてや後藤はこれまで実に7度もIWGPに挑戦しながら全て失敗してきた。「IWGPに背を向けたまま王者と言われても、俺の中ではしっくりこない。次のステップに進む。それが(ICにとっても)歴史になるわけでしょう」と、IC王者の立場でも何でも利用する覚悟で「七転び八起き」を誓った。

 

 野望実現のためには中邑を返り討ちにすることが不可欠だ。この日の山形大会では8人タッグ戦で中邑を荒々しく攻め立て好調をアピール。「リマッチを退けてICを中邑の呪縛から解く」とV1戦に腕をぶしていた。