<ノア10日・横浜大会>新日本プロレスのミスターこと永田裕志(47)が、ノア軍の助っ人として参戦。鈴木軍に一矢を報いた。

 マイバッハ谷口、X組対シェルトン・X・ベンジャミン、飯塚高史組で、入場時に襲われた谷口を救ったのが、青い覆面姿で青い刺股を手にした「マイバッハブルージャスティス」だった。たちまち鈴木軍の2人を蹴散らすと、そのまま敬礼ポーズまで繰り出す。ファンにも正体はバレバレで、大「永田コール」が湧き起こった。

 面倒になったのか、試合途中からはマスクを脱ぎ捨ててベンジャミンに白目式腕固めを決めるなど、永田裕志47歳として大暴れ。新日マットでは長く鈴木軍と抗争を繰り広げてきただけあり、その存在感はさすがだった。最後はコーナーの飯塚に前蹴りを叩き込むと、そのまま谷口が雪崩式のマイバッハボムで快勝した。

「コイツ(谷口)が共闘を求めてくるぐらいだから、相当ノアがピンチなんだと思ってね。しかし、しばらくノアに来ないと思っていたけど、思ったより早く来たな。フフフ…」とミスターは上機嫌で控室に消えた。今後の動向にも注目だ。