4月21日に引退を電撃発表したノア・森嶋猛(36)が10日、横浜大会(横浜文化体育館)を訪れてファンに別れのあいさつをした。

 公の場に姿を見せたのは4月11日の新潟市体育館大会以来となった森嶋は、グレーのTシャツにハーフパンツ姿でリングに上がった。涙を流しながら「応援してくれたみんなに伝えたいと思って、ここに来ました。この格好でリングに上がることに、ためらいがありましたが、しっかりテーマ曲をかけてセレモニーをやりたいと思います」と、9月19日の大阪府立体育会館大会で引退セレモニーを行うことを発表した。

 森嶋は4月19日開幕のグローバルタッグリーグ戦に出場予定だったが、開幕直前で出場をキャンセル。糖尿病で血液中のヘモグロビンHbA1cの数値が異常に高いことによるドクターストップを理由に引退を決めた。最後に超危暴軍のメンバーと記念撮影すると「引退します! 引退します!」と2度繰り返し、待たせていたタクシーで会場を後にした。