高木三四郎が武藤「W―1」CEO就任 DDTとの選手交流はなし

2015年05月05日 19時48分

CEOに就任した高木三四郎(左)と武藤敬司社長

 武藤敬司(51)率いる「WRESTLE―1」が5日の後楽園ホール大会で新体制を発表。W―1の運営会社であるGENスポーツエンターテインメントの最高経営責任者(CEO)に、DDT社長の高木三四郎(45)が就任した。

 GEN社の社長を務める武藤は試合前「W―1がこれからますます飛躍するために、ある人物を招き入れることになりました」と高木を紹介。DDTの社長業と兼任となる高木は「日産とルノー、2つの会社のCEOであるカルロス・ゴーンさんのように、2団体経営者としてプロレス界を盛り上げて行きたい」と所信表明した。

 W―1は全日本プロレスの分裂に伴い2013年9月に旗揚げしたが、集客面で苦戦。また役員の退陣などもあり、経営の陣頭指揮を取る人材が不足していた。

 こうした経緯から今年3月に武藤が高木に協力を要請。「高木、頼むよ」という武藤の“鶴の一声”がCEO誕生への発端となったという。丸投げ社会のプロレス界でも、経営そのものを丸投げするケースは極めてまれだ。

 二束のわらじをはくことになった高木は、W―1とDDTの選手間交流は否定。また自身もW―1では極力、表舞台に出ない意向だ。

 高木は「コストカットし、売り上げアップを目指す。圧倒的に興行数が足りないので増やしていきたい。若い選手が多く、若い戦力という点ではプロレス界でも負けていない」とW―1再生に意欲的。かつての「3大メジャー団体」時代は完全に崩壊したと言っていい現プロレス界において、DDTを業界トップクラスの団体に押し上げた「大社長」の手腕に期待が集まる。