新日本プロレスのNEVER無差別級王者・真壁刀義(42)が30日、新王者の公約を掲げた。

 前夜29日の熊本大会で石井智宏(39)を撃破し王座返り咲き。大激闘から一夜明け「要所要所で記憶ねえよ…。次? いつでも誰でもいいよ。ただあの試合見たら簡単には挑戦できねえだろうけどな」と勝ち誇った。2月にインフルエンザによる欠場で返上を余儀なくされた。だが、力でベルトを奪回。紆余曲折を経てNEVERへの愛着も増したという新王者は「今はまだ(新日プロ内で)金、銀、銅の銅メダルにしか見えねえんだよな。装飾が必要だな。見てろ、俺が全部変えてやるから」とIWGPヘビー、インターコンチネンタルの2大王座に比肩する王座へと飛躍させることを誓う。

 さらには「NEVER無差別級だろ? だったら階級だけでなく試合も無差別じゃねえとな。団体もそうだし、ルールだって無差別でいいよ。忘れてもらっちゃ困るけど、チェーンデスマッチとかも俺様は大得意だからな」と今後はボーダーレス路線でいく方針だ。

 デスマッチでの実績は豊富。近年でも昨年の1・4ドームでバッドラック・ファレをKO・ギブアップ決着のみの変則ルールで粉砕している。今後必要とあれば、禁断のデスマッチなど変則王座戦も辞さない覚悟だ。