グレート小鹿 阿修羅原さんしのぶ「天龍と組んでグッとよくなった」

2015年04月28日 19時05分

阿修羅原さん

 元プロレスラーの阿修羅原さん(本名・原進=享年68)が28日に長崎・諫早市内の病院で死去したことを受けて、原さんと関係の深かったレスラーたちが本紙にコメントを寄せた。

●グレート小鹿(大日本プロレス会長)の話
「彼とは全日本プロレスで一緒だったけど、独特な雰囲気があった。孤独感というかな。目立たない男だったね。口数も少ないし、冗談を言っても笑わないときもあったしね。団体に入ったら他の選手ともある種の仲間意識みたいなものができるけど、彼にはそういうのなかったんじゃないか。ただ、天龍と組んでからグッとよくなった。だから、本当に心を許したのは天龍だけだったのかもしれないね。身体能力はいいものがあった。爆発力もすごかった。あと他の選手から、試合の流れとか、技とかを盗むのがうまかったね。昭和の古いスタイルに、現代の先端を走るエッセンスを加える感じというかね。まだ若いでしょ? リングで戦った選手が一人ひとり去っていく。『またか』という感じだよ。寂しいですよ」

●邪道(新日本プロレス)の話
「プロレス界で一番お世話になった人。レスラーの酒の飲み方を教えてもらった。引退試合で一番最後の対戦相手になれたのは俺の誇り。頑丈な人だったし、引退試合でも一切手加減なしでいった。そうしないとあの人も怒ったと思うしね。あの人こそ、本当のプロレスラー。体が悪いって知らなかったし、俺の中では引退してもずっとプロレスラーだったから。信じられない。悲しいよね」

●外道(新日本プロレス)の話
「プロレスラーの代表みたいな人だったよ。豪快で宵越しのカネは持たない。毎日のようにメシに連れて行ってもらった。物への執着が全然なくて、いつもゴム草履にヨレヨレのTシャツでさ。真冬なのにだよ? 原さんのアパートも、物が何もねえんだよ。テレビもないし、寝るだけの部屋。亡くなる前に会いたかったね。感謝の言葉を直接伝えたかった。さみしいね。ご冥福をお祈りします」