桜庭“猛虎殺法”で柴田狩りだ!

2015年04月18日 16時00分

桜庭はプロレス流の関節技で柴田(手前)を絞り上げた

 新日本プロレスマットで柴田勝頼(35)との師弟抗争が勃発した桜庭和志(45)が17日、不敵予告を放った。総合格闘技(MMA)時代から熟知する柴田に対し、あえてMMAの技術よりもプロレス技を重視。かつてあこがれた初代タイガーマスクの猛虎殺法解禁を示唆した。その裏には、幾度となくプロレスとMMAの垣根を越えた桜庭だからこそ知る「教訓」がある。

 

 桜庭は5日両国大会のタッグ戦で柴田からギブアップを奪い、新日マットでの師弟抗争が勃発した。2007年にHERO’Sで桜庭が勝利を収めたのを機に、柴田は桜庭のジム「ラフター7」の門を叩いた。「毎日練習したし、気分的には何となく分かるような感じ」(桜庭)とお互いを熟知している。

 

“師匠”にあたる桜庭にとっては、アドバンテージを持つMMAの技術が対柴田における大きな武器に見える。しかし何度となくプロレスとMMAの境界線を飛び越えてきただけに、その経験から違った見立てを示す。

 

 UWF時代から田村潔司やレネ・ローゼらと激闘を繰り広げてきた桜庭は「まずロープエスケープがある時点で全然違いますから」と説明する。「レネ・ローゼなんて2メートルくらいあって一本取ったと思っても、体ゴロンってしたらロープですから。ああ、これは無理だなと思いましたよ(結果は桜庭の勝利)」。プロレスのリングでMMAの技術に頼っても、ルールの違いで戸惑いを生むだけ。まして両国大会で先手を奪ったことで警戒され、今後柴田から一本を取るのは容易ではない。

 

 そのため桜庭は、あえて柴田にはプロレス技で対抗する。「できればプランチャとか。初代タイガーマスクが好きだったんで。できるものはやりたいですね。ジャーマンだってUインター、キングダム時代から使ってましたし」と猛虎殺法に意欲を見せ、2013年1・4東京ドームの中邑真輔戦以来となるジャーマン解禁も示唆した。

 

 この日の東京・後楽園ホール大会では10人タッグ戦で柴田と対戦。多彩な関節技で“弟子”を苦しめ、抗争はヒートアップする一方だ。