IGFの“野獣”藤田和之(44)が諏訪魔(38)ら全日本プロレス勢に門戸開放を宣言。次回5・5大阪府立体育会館大会での“開戦”に「GO!」だ。

 昨年末に諏訪魔が過去に因縁のあるIGF出撃を示唆したが、進展はいまだ見られず。これに野獣は「来るんだったら来ればいい。いざとなったら尻込みしちゃうようなヤツらなんだ。情けない」と王道勢を罵倒した。

 昨年4月23日の全日本後楽園大会には、ケンドー・カシン(46)のセコンドとして乗り込んだ。“外敵”となった経験は豊富なだけに、行動に移さない全日本勢にもどかしさを感じている。

「うちは門戸を開いている。会長(アントニオ猪木氏)の考え通り『来るものは拒まず。去るものは追わず』がIGF。うちにはイキのいいのがいっぱいいるし、来るんだったら来ればいい」とほえまくった。

 一方で、自身の王道マット襲撃については「どんなヤツらがいるのかも知らないし、乗り込む理由がない」とバッサリ。諏訪魔はかろうじて「ずうたいのデカいの」として認識はしているが、その他の選手には“うまみ”を感じていない様子だ。

 11日の両国大会ではカシンとのコンビで小川直也(47)、澤田敦士(31)組を一蹴。次回の5・5大阪大会は、全日本もシリーズ開幕前で日程的な問題はない。IGFのサイモン猪木取締役も「5月大会に来てもらって構わない。急な要請でもカード変更しますよ。両国にも来ると思ったのに何もない。寂しいですよ」と藤田の意見に同調。猪木イズムから王道マットへの“挑発”にリアクションはあるのか。