盗撮レスラー滝澤大志5月復帰発表 ファンの拍手に涙

2015年04月13日 11時00分

滝澤(中)は号泣しながらリング上で事件を謝罪(K―DOJO提供)

 2013年6月に盗撮事件を起こしたプロレスラーの滝澤大志(29)が5月に復帰すると、所属団体のK―DOJOが12日に発表した。


 滝澤は団体の王者だった当時、千葉市内にある商業施設で女性の下着を盗撮し迷惑防止条例違反で逮捕された。将来を嘱望されるホープの不祥事はプロレス界に波紋を呼んだ。団体からは王座剥奪と無期限謹慎処分が下されたが、釈放後の同年7月から練習生として再入寮し出直しを図っていた。


 復帰は5月3日から始まる千葉大会4連戦のいずれかになる見込みだ。この日の後楽園大会でTAKAみちのく代表、十枝利樹特別顧問とリングに上がった滝澤は、ファンから拍手で迎えられると号泣。「被害者の方、関係者、ファンの皆さまにご迷惑をおかけしたことをおわび申し上げます。反省の気持ちを忘れることなく、さらに精進してまいりたいと思います」と改めて謝罪した。


 十枝顧問によれば、被害者女性との示談が最終的に成立したのは昨年6月のこと。それでも復帰のタイミングに関しては慎重な見極めを迫られた。その理由の一つとして、盗撮は再犯率が高い犯罪であることが挙げられる。

 

「何十回と面談を繰り返してきた。半年スパンに分けて練習生としての態度、取り組み方を見てきた」。十枝顧問はリング上で「復帰するからといって罪は消えません。一丸となって滝澤の再犯防止、会社としてのコンプライアンスに努めていきたい」と語り「再犯防止」のフレーズがファンからブラックジョークのように捉えられる一幕もあったが、事件の性質を考慮すれば当然スルーできない問題だった。

 

 TAKA代表は「(復帰に関し)賛否両論、否の意見もあると思います」と神妙な表情を浮かべながらも滝澤には「イチから出直してほしい」とエール。失った信頼を取り戻すことができるかは今後の本人次第だ。