さらに太る。W―1は2日、W―1チャンピオンシップ新王者の鈴木秀樹(35=フリー)に、浜亮太(35)が5・5後楽園大会で挑戦することを発表した。

 至宝流出に危機感を抱く浜は「ダブルアーム(スープレックス)で、あれだけ説得力を持たせられるのは鈴木だけ。ただ過去最大の体重で臨めば絶対に投げられない」と巨体のさらなるボリュームアップをブチ上げた。

 現在225キロ。しかし力士時代は3週間で20キロ増量した経験もある。首がさらに太くなれば、鈴木が得意とする裸絞めも効力は半減する。鈴木からは「去年まで前座でお茶をにごしていた」と酷評されたが、浜は「それは去年だけ。その前はタイトルも取っている」と一喝した。

 全日本時代の2010年3月には、デビューから1年4か月の史上最短記録で3冠王座を獲得。その記録は現在も破られていない。250キロまで増量可能とあれば、スープレックスを武器とする鈴木がもっとも苦手とするタイプとなることは間違いない。

 またこの日、前王者でタッグパートナーのKAIも会見に出席したが「今から練習して来い!」と浜に王座陥落を糾弾されるや、ムッとした表情で退席。「もう一緒にやっていくつもりもない」(浜)とタッグ解消を通達された。