【カリフォルニア州サンノゼ30日(日本時間31日)発】当地のSAPセンターでロウ大会が開催され、前夜の「レッスルマニア31」でWWE世界ヘビー級王座を失ったブロック・レスナーが大暴走。無期限出場停止処分が下された。

 レスナーは祭典でローマン・レインズとの防衛戦途中に「マネー・イン・ザ・バンク」で得た挑戦権を行使して割り込んできたセス・ロリンズにベルトを奪われた。この日は悪の権力者夫人、ステファニー・マクマホンの裁定によりレスナーの挑戦が認められたのだが、新王者のロリンズはベルトを見せびらかしながら「僕は疲れているので防衛戦はやりません」とナメきった態度で怪物を怒らせてしまった。

 ブチ切れたレスナーは本部席をひっくり返して実況のマイケル・コール氏にF5を見舞う。さらにはステファニーの制止も振り切って、カメラクルーまでF5で失神させた。怒ったステファニーは「素人にまで手を出すなんてアンタは狂っているの! 無期限出場停止よ! 今すぐここから出ていきなさい!」と通達。止まらないレスナーはもう一度、カメラクルーにF5を見舞うと嵐のように去っていった。

 壊滅状態の本部席では解説のJBLとブッカーTが大の字になり、コール氏はタンカで運ばれた。

 怒りが収まらないステファニーは「WWEと契約更新したんだからアンタは私の所有物なのよ。罰金処分も加えてやるわ!」と怪物へのさらなる処分も宣言。祭典を機に何だか面倒なことになってきた。