ゼロワンの弾丸戦士・田中将斗(42)が29日、ノア「グローバルタッグリーグ戦2015」(4月19日、後楽園ホールで開幕)史上初の連覇を宣言。方舟マットを侵略する鈴木軍との対抗戦参戦も表明した。

 杉浦貴(44=ノア)との弾丸ヤンキースで2年連続出場となる田中。エントリーしたAブロックは強豪ひしめく「死のグループ」といえる。それでも「去年負けた丸藤、中嶋組、(GHCタッグの)ベルトを取られたTMDK。テーマが多くてやりがいがある」と田中は意に介さず。さらに「俺らはタッグチームとして完成されてる。スキはない。優勝しか見てないよ」と断言した。

 Aブロックでも、本人が「新鮮」と指摘するのが鈴木、飯塚組との対戦だ。GHCベルトを総取りし、方舟マットを完全支配下に収めようとする鈴木軍だが、28日の後楽園大会では“帝王”髙山善廣(48)が救出に駆け付けるなど、ノアも反撃態勢を整えつつある。

 田中はノアに定期参戦しているが、対抗戦からは距離を置いてきた。これに「出てほしいという声は僕にも届いている。ただ、リーグ戦は鈴木軍とか関係なく勝つのみ。優勝が前提なんで」とした上で「その先には対鈴木軍というのは見えてくると思う。ノア側につくというより杉浦さんの横に立つ。それは同じチームとして当然」と新たな目標に興味を示した。帝王に続き弾丸戦士が加われば、ノアにとってこれ以上ない援軍となることは間違いない。

 田中はこの日、ゼロワン恒例の「靖国神社奉納プロレス」のメーンでドラゴンゲートの鷹木信悟(32)と初シングル。怪力に苦しめられたが、必殺のスライディングDでフォール勝ちして、リーグ戦に弾みをつけた。