大日本プロレスのグレート小鹿会長(72)が18日、山林の植樹や自然保護に向けた活動を行うNPO法人「資源を増やす木を植えましょう」を設立したと発表した。

 小鹿会長は「昨年7月利尻島と礼文島(北海道)に大日本一行でおうかがいした時に、現地の方とお話をして『過疎化が進んでいる』という話題になった。利尻といえば、俺が小僧のころは海産物の宝庫。それが、今はウニと昆布しか取れない。そこで何ができるか?と考えて、木を植えようとなったわけだ」と説明。昨年は、利尻島に防風林を植える慈善事業を行ってきたが、同法人では日本全国に植樹の範囲を広げる予定だという。

「俺も72歳。もう時間がない」と切実に語った小鹿は「孫、ひ孫の代になって漁獲が増えるなら、人間(注・人生の意味と思われる)の先輩としてうれしい。私がその旗振り役をやりましょうということです」と胸を張った。発起人に名を連ねる登坂栄児社長(43)も「大日本プロレスのファンの方々にも活動に賛同いただければ」と涙声で呼び掛けた。