ゼロワンは17日、「第12回奉納プロレス」(29日、東京・靖国神社)の会見を同地で行い、22選手が出席した。メーンではドラゴンゲートの鷹木信悟(32)が、弾丸児・田中将斗(42)と初の一騎打ちに臨む。

 奉納プロレス初参戦となる鷹木だが、元日と8月15日の終戦記念日には靖国神社を参拝しているという。「レスラーの中では一番、訪れていると思う。奉納プロレスのポスターを見るたびに気になっていて、桜が咲く中でリングに上がりたい気持ちがあった」と笑顔を見せた。

 しかも、相手の田中にも特別な感情がある。初遭遇は新人時代の2005年10月15日のびっくりプロ大阪大会(鷹木、ドン・フジイ組対田中、黒田哲広組)。それ以後、何度もタッグで対戦してきた。だが、周囲からシングル戦の機運が高まるたびに「どこかで自信がなくて、逃げの部分があった」(鷹木)。そのため、一騎打ちが実現しないままだった。

 それから10年。改めて強い田中と戦いたいという気持ちから、このタイミングでのオファーを快諾した。当日はドラゴンゲートの佐賀大会を欠場してまで靖国大会に出場するだけに「田中さんが後輩に(シングル)初対決で負けるということはなかったと思うので、あり得ない快挙を成し遂げたい」と腕をぶした。

 また、特別ゲストとして黒いカリスマ・蝶野正洋(51)が開会宣言を行うことも発表された。気になる当日の天候だが、大谷晋二郎社長(42)によると16日の午後8時30分にお天気の神様からケータイに連絡があり、「29日は晴れて桜が咲く」と伝えてきたらしい。