新日本プロレスの「NEW JAPAN CUP」で初優勝を果たした飯伏幸太(32=新日本・DDT)の株が各方面で急上昇中だ。

 NJCを制した飯伏は16日、4月5日の東京・両国国技館大会でAJスタイルズ(36)の持つIWGPヘビー級王座への挑戦が正式決定。とうとうプロレス界最高峰王座に王手をかけた。

 ブレークしているのはリング上だけではない。昨今は「プロレス女子」なる奇怪なブームもあり、業界屈指の女性人気を誇る飯伏はメディア出演が急増中。芸能活動をマネジメントするオスカープロモーション関係者は「ただでさえプロレスで2団体に所属していて大変だとは思いますが、最近はバラエティー番組の出演依頼が多くてスケジュール調整が難しいくらいです。映画に出てほしいという依頼もあります。社内でもファンが急増してますし」と明かす。私生活は自堕落極まる飯伏がこの多忙さについていけるかどうか懸念されるところだが…。

 また見るものを魅了する圧倒的運動能力で、一般女性のみならずプロレス好きの芸能人からの支持率も高まっている。2月末にはくりぃむしちゅーの有田哲平(44)と食事会で同席。また別の席で一緒になった放送作家の鈴木おさむ氏(42)からも絶賛されたという。飯伏は「有田さんはプロレスをずっと長く見続けている方ですし、話をできる機会があったのはうれしかったです。鈴木さんからは『(今年の1・4東京)ドームで久々に見たけどすごかった』と言ってもらえた。芸人とかの方も見てくれている人が多いんだなと思います」と笑みを浮かべた。

 今後も“プロレス布教”にまい進する。「自分の名前が出て、プロレスが少しでも世間に広まれば完璧だなと。散々やってきたことが少しずつ報われてきている気がします」。一過性の「女子ブーム」で終わらせるわけにはいかない。