新日本プロレスのNWA世界ヘビー級王者・天山広吉(43)と小島聡(44)の関係が修復不能になっている。

 名コンビ「天コジ」はこの1か月で急激に関係が悪化している。天山のV1戦に名乗りを上げていた小島が「NEW JAPAN CUP」1回戦で敗退すると抗争は一気にヒートアップ。8日後楽園では乱闘を展開し、天山がベルトで小島を殴打する暴挙に出た。

 さらに天山は、何を思ったのか突如として9日熊谷大会からNWA王者のテーマ曲「ギャラクシーエクスプレス」でふてぶてしく入場するように…。これに小島は「急にNWAかぶれしやがって…。見損なったぞ。恥ずかしくないのか?」と批判を展開。「今、天山がしていることがいかに愚行かを教えてやる。アイツは『100年早い』とか言ってるけど、俺は去年そのベルト取ってる。お前が1年遅いんだよ!」と改めて挑戦を要求した。

 対する天山も「過去は過去やろ。まあ俺も誰の挑戦でも受けるって気持ちはあるけど、それにしても(NJC)1回戦で負けといて恥ずかしくないのか?」と応戦。どちらが真に恥ずかしい男かを決するべく、挑戦受諾の姿勢を見せる。“NWAかぶれ”の指摘には「これが俺のNWAスタイル。ギャラクシーエクスプレス? リック・フレアーにハーリー・レイス…世界一強い男の象徴でしょ。ベルトだって腰に巻くだけのもんじゃないしね」と開き直った。

 もはやベルトをかけての天コジ対決は避けられそうにない。この日のいわき大会では試合後に小島がラリアートで天山をKO。猛牛は「まさにツームストーン…」とうめきながら退場し、会場には「ドナドナ」…ではなく小島のテーマ曲「RUSH!!」が響き渡った。