スターダムは8日、2月22日の後楽園ホールで起きた世IV虎(よしこ=21)対安川惡斗(あくと=28)の凄惨マッチ後初の大会を東京・新木場1stRINGで開催。新生スターダムの出発となる大会で新たな動きがあった。

 セミ終了後だった。体調不良により今大会を欠場していたGカップのグラドルレスラー・愛星(まなせ)ゆうな(27)がスターダム退団を電撃発表。左鎖骨の骨折から2月1日に復帰したばかりだったが、昨秋の練習から思うような動きができず、また復帰後も右肩と右ヒジの状態が悪いことから決断に至った。

 愛星は「みんな命をかけてリングに上がっているので、こういう状態で上がることはできないと思った。(世IV虎と安川)2人がどうこうで辞めるというのは一切ありません」と説明。今後はプロレスとタレント活動から離れ、知人の飲食店を手伝うという。

 去る者がいれば、加わる者も。試合前には2012年末に退団し、現在はフリーとして活動する加藤悠(はるか=26)がリングに上がり「良かったら私を参戦させていただければと思います」と参戦表明した。加藤は入院中の安川の同期で、今回の騒動で古巣復帰への思いを強くした。

 また、世IV虎の王座剥奪により空位になったワールド・オブ・スターダム王座をめぐる戦いも勃発した。紫雷イオ(24)、木村響子(37)、宝城カイリ(26)、彩羽匠(22=マーベラス)の4選手が王座取りを表明。29日の後楽園大会で、新王者決定戦が行われることが濃厚になった。