2月22日の東京・後楽園ホール大会で世IV虎(よしこ=21)対安川惡斗(あくと=28)の凄惨マッチが起きた女子プロレス「スターダム」が8日、騒動後初となる大会を東京・新木場1stRINGで行い、373人超満員札止めの観衆が集まった(東スポWebで既報)。

 試合は全5試合が行われ、メーンに出場した紫雷イオ(24)が「スターダムの選手はすごく元気です。前に向かって力強く進んでいます」と締めくくると、会場は「スターダム最高!」コールに包まれた。世間からも注目を浴びた大会を無事に終えたロッシー小川社長は「ホッとしています。問題は次の後楽園(29日)。後楽園で起きたことなので、どんな反応になるかの試金石になる」と姿勢を正した。

 また、世IV虎の現状については「誰とも会わない状態です。そういう状況が来れば心を開くと思うのですが、時間がかかる。心に受けた傷なので…」と説明。騒動以後は変わらず不安定な状態が続いているようだ。

 一方、3日に折れた鼻の手術を受けた安川は早ければ今週中にも退院できる見込み。小川社長は「意外と早く復帰できそうな気がする」という見解を示した。28日には安川の初主演映画「がむしゃら」が公開予定で、この日来場した髙原秀和監督は、安川に「初日の舞台あいさつには間に合わせろよ」と叱咤激励しているという。