<新日本5日・大田区大会:NJC1回戦>前NEVER無差別級王者の真壁刀義(42)は本間朋晃(38)との「GBH同門対決」を制し、復活に向け好スタートを切った。

 インフルエンザのため2月仙台大会で予定されていた石井智宏との防衛戦を欠場し、ベルトを返上した真壁にとってNJCは逆襲の舞台。本間の必殺・こけし(倒れこみ式ダイビングヘッドバット)をことごとく空砲に終わらせると、キングコング弾を頭部に突き刺し攻勢に出る。間髪を入れず2発目のキングコング弾で3カウントを奪った。

「勝ちたい意識が強すぎてショボイ試合になっちまった。満足のいく試合ではなかったよね」と珍しく謙虚だったが、調子は確実に上向き。2回戦では同じく元NEVER王者の高橋裕二郎(34)との対戦が決まり「格の違い、ハングリーさの違いを見せてやる」と腕をぶした。