【新日NJC】棚橋 天敵・矢野にまさかの167秒負け

2015年03月06日 16時00分

勝ち名乗りを受ける矢野(奥)の前で棚橋は悔しさを爆発させた

 5日に大田区総合体育館で開幕した新日本プロレス「NEW JAPAN CUP 2015」は大波乱のスタートとなった。前IWGPヘビー級王者・棚橋弘至(38)が矢野通(36)に3分足らずで敗れる、まさかの初戦敗退を喫した。

 

 棚橋にとっては信じられない結末だった。負けた事実もさることながら、試合時間はなんと2分47秒。1・4ドームでオカダとの「史上最大の一戦」を制した男が、わずか2か月後にNJC初戦敗退という屈辱を味わうことになった。

 

 2月大阪大会でAJに敗れ、王座陥落。復活を期して臨んだ大会だったが、大きな落とし穴が待ち構えていた。東京マラソン完走を果たした矢野からはスタミナ勝負を予告されていたが、フタを開けてみると、序盤から姑息で執拗な丸め込み技の連発。いきなりペースを狂わされた。

 

 棚橋は、スリングブレイドを狙い対角線のロープへ走る。だがその瞬間、髪の毛をつかまれ倒されると、丸め込まれてあっという間の3カウント。棚橋のNJCは、ウルトラマンのスタミナ切れより早く、カップラーメンすらでき上がらない時間で幕を閉じてしまった。

 

 昨年10月にIWGP王座返り咲きを果たした際は、AJからの指名を受けての挑戦だった。それだけに「今度はイレギュラーな形じゃなく、正規ルートでAJにたどり着きますよ」と自力で雪辱の舞台を作り上げることに燃えていた。だが、それも夢と消えた。

 

 試合後は「ああ、俺の希望がぁ~! クソ! 何もねえ! クソ! 矢野にだけは借りを返す!」と大荒れ。天敵に足をすくわれた棚橋が、IWGP戦線から一気に後退してしまった。