新格闘技イベント「巌流島」の課題は“斬新すぎるルール”か

2015年03月02日 16時00分

巌流島の試合場は「土俵型」だった
巌流島の試合場は「土俵型」だった

 新格闘技イベント「巌流島」のプレ旗揚げ大会(2月28日、東京・ディファ有明)は波乱の船出となった。

 

「試合場は直径8メートルの土俵型」「3度場外に出すと一本勝ち」「両者グラウンド状態での関節技・絞め技は禁止」など独自のルールを採用し“究極の異種格闘技戦”を標ぼう。プロレス、アメフット、カポエイラ、セネガル相撲などから8選手がトーナメントに出場し、キックボクシングのブライアン・ドゥウェス(27=オランダ)が優勝を果たした。

 

 しかし、斬新すぎるルールが混乱を招く場面も。特に「場外」に関しては2人とも落ちれば自動的に「同体」。押し出した選手も、死に体の選手は同等に仕切り直しとなるため、観客や選手からは疑問の声が出た。某最強横綱なら審判批判を繰り広げてもおかしくないところだが…。

 

 準優勝の元十両星風(31)は「考えられた面白いルール。相撲には有利」としながらも「自分が押しても、下から引っ張られたら同体になってしまう。2戦目では外に出そうとしてつり上げたらブレークになった」と首をかしげた。

 

 元K―1プロデューサーで大会の広報部長を務める谷川貞治氏(53)は「課題と面白さが入り交じった大会だった」と総括。今後もネットなどで意見を募り、ルールを改定する方針だが「押し出しとパンチだけで投げひとつ出なかった。試合場のサイズをもう少し大きくしないといけないかも」と個人的見解を示した。

 

 同氏によると、次回は6~7月に予定。「もっと大きい会場で年内にあと3回ぐらいやりたい。目標は年末の地上波放送です」と前を見据えていた。