IGF澤田が世Ⅳ虎を全面擁護“これぞ猪木イズム”

2015年02月28日 16時00分

左から澤田、橋本、鈴川

 アントニオ猪木氏(72)率いるIGFが27日、女子プロレス・スターダムの世Ⅳ虎(よしこ=21)に救いの手を差し伸べた。22日の後楽園ホール大会で安川惡斗(あくと=28)と凄惨マッチを行った世Ⅳ虎には非難が集中し、現在は“謹慎中”だ。この状況に、ここぞとばかりに売名王・澤田敦士(31)が世Ⅳ虎を全面擁護し、IGF道場への“招待状”を送った。

 

 澤田は怒っていた。「あり得ない。世Ⅳ虎がかわいそうだろ。プロレスは戦いなんだから、こんなの当たり前のこと。今回の件は弱いから(安川が)負けた。なのに勝ったチャンピオンが王座剥奪だって? なぜ無期限出場停止なんだ?」と売名王なりの正論をふりかざした。

 

 試合では、世Ⅳ虎が安川の顔面が変形するまで殴り続け、重傷を負わせた。常軌を逸した行為が問題となり、厳罰も下った。だが、澤田はすべてが納得いかないという。その理由は根底に流れる猪木氏の教えだ。

 

「(猪木)会長からは『プロレスは戦いだ。プロレスラーは強くないといけない』と常々、言われている。会長なら『これがプロレス』って言うだろうね。あとは俺に聞くな、会長に聞け!」

 

 猪木イズムを標ぼうするIGFでは、今回のような例は日常茶飯事だ。歴史をさかのぼれば、猪木氏も1976年12月12日にパキスタンの英雄アクラム・ペールワンの腕をへし折った。また、所属の鈴川真一(31)は澤田の右頬骨を折ったことがあり、橋本大地(22)の父で“破壊王”こと橋本真也さん(故人)は新日本プロレス1999年1・4東京ドームでの小川直也との伝説のケンカマッチで名を残した。当の澤田も2012年10月16日の藤田和之戦後に集中治療室(ICU)に入り、生死の境をさまよったことがあるのだ。

 

 だからこそ、澤田は「何で(ロッシー小川)社長が謝るんだ? 何か悪いことをしたのか? 謝るくらいなら、プロレス団体を名乗るな! 客にこびを売ったら終わり」と団体の姿勢そのものにも疑問を呈す。26日には問題の試合でセコンドにいた木村響子(37)とツイッター上で口論になり、炎上。これでスターダム勢全員を敵にまわしたことになる。

 

 言いたいことをすべて言い尽くした売名王は「出場停止中の世Ⅳ虎は練習場所がないなら、IGF道場を推薦する。いつでもウエルカム。あと、安川の気迫と覚悟は素晴らしい。一刻も早い回復を祈ってる」と呼びかけた。