3・8防衛戦 W-1武藤「KAIは親を超えられない」

2015年02月26日 16時00分

KAI(右)とのV3戦に余裕の武藤

 冷酷な獅子となった武藤が、我が子を千尋の谷に落とす。

 

 W―1、3・8東京・後楽園ホール大会でW―1チャンピオンシップをかけて戦う王者・武藤敬司(52)と挑戦者・KAI(31)が25日、記者会見を行った。

 

 元付け人の挑戦に武藤は「ここまで順風満帆できたわけではない。こないだまで試合を見たら、ベソかいてるような状態だった。ようここまで来た」と親心をのぞかせる。しかし、対戦するとなれば話は別だ。お互いリング内外で行動をともにし、その人柄もよく理解している。

 

 王者は挑戦者を「素の性格もプロレスに対する姿勢も知っている。運動能力も優れてるし、真面目」としたうえで「ただあえて言うなら、KAIみたいな選手は、親を超えることのできない人間じゃないか。親を踏み潰せるような性格じゃない」とズバリ言い切った。

 

 これにはKAIの表情が曇った。今年に入り船木誠勝(45)、河野真幸(34)、田中将斗(41)といった実力者を立て続けに撃破したプライドもある。「『親を超える』なんて思ってない。自分自身を超える戦いだ」と毅然と言い放った。

 

 しかし、王者の精神的優位は変わらない。「旗揚げ当初『俺を楽にしてやる』とか発言してたけど、余計なお世話。それをリング上で証明しますよ」と武藤は不敵に予告した。