秋山がアジアタッグ奪取失敗の曙再生へ動く

2015年02月19日 16時00分

曙の“再生”に乗り出すという秋山

 全日本プロレスの世界タッグ王者・秋山準(45)が18日、元横綱曙(45)の“再生”に乗り出す考えを明かした。曙は17日の名古屋大会でアジアタッグ王座奪取に失敗し、タイトル戦3連敗となった。この事態を不安視する秋山は、世界タッグV2戦(20日、東京・後楽園ホール)に成功した際は、V3戦の相手に曙を指名して再起を促すという。

 

 この日、秋山は名古屋大会を終えて帰京。2月シリーズも最終戦の後楽園大会を残すのみとなったが、大森隆男(45)とのコンビで保持する世界タッグ王座V2戦(対諏訪魔、ジョー・ドーリング組)を控えているとあって、表情に緩みはなかった。

 

「前哨戦は昨日(17日)しかやってないし、2人と当たる時間も少なかった。だけど、いつも見ているのでだいたいのカンジは頭に入っている」と防衛に向けて揺るぎない自信を見せた。

 

 その一方で、団体全体を見渡すと不安材料がある。17日の名古屋大会でSUSHIとコンビを組みアジアタッグ戦で敗退した曙だ。昨年8月に肺炎と不整脈による4か月の欠場から復帰後、3冠ヘビー級王座戦、世界タッグ王座戦、そして今回のアジアタッグとすべてのタイトル戦で結果が残せていないからだ。

 

 秋山はその原因を「試合中に優しい気持ちが出てしまっている。タッグ戦だと、パートナーの力を引き出すことを優先してしまっている。横綱に『俺が前面に出る』という気持ちが出ると、脅威になる」と分析。潜在能力は言うまでもないが、後は気持ちの部分だという。確かに世間一般的にも抜群の知名度を誇る曙が浮上してくれなければ、団体にとってもマイナスとなる。

 

 そこで秋山は「横綱からも貪欲に『世界タッグに挑戦したい』と言われている。結果は出てないけど、気持ちは尊重したい。ただし、返り討ちにするけどね」との方針を打ち出し、V3戦の相手に曙を指名する方針を固めた。パートナーは誰でもいい。デビュー当初の「猪突猛進」の意識を取り戻させるのが狙いという。

 

「諏訪魔たちに負けたら何も言えないから、しっかり勝つよ」と後楽園決戦に集中した秋山。曙の再生のためにもV2は責務となった。