飯伏 「神」棚橋と“約束の一戦”実現だ!

2015年02月17日 16時00分

2冠取りを誓う飯伏

 DDTのKO―D無差別級王者・飯伏幸太(32)が16日、埼玉・春日部ふれあいキューブ大会(3月21日)でダッチワイフのヨシヒコを挑戦者とした初防衛戦と、新日本プロレス「NEW JAPAN CUP 2015」(同5日、東京・大田区総合体育館で開幕)への初出場が決定した。新日プロのヘビー級王座戦線でもチャンス到来の飯伏は「神」とあがめるあの男との“約束の一戦”実現を誓った。

 

 飯伏は15日のDDTさいたま大会でHARASHIMAを撃破。次期挑戦者に2009年10月に革新的な王座戦を繰り広げたダッチワイフ・ヨシヒコを指名しV1戦が正式決定した。「KO―Dを巻いてやろうとしたことをもう1回やりたい。その続きをやりたいなと。(相手の動きは)読めないですよね。限界もないというか」と、常識外れの決戦に腕をぶす。

 

 さらにこの日は、もう一つの所属団体・新日プロでも「NJC」初出場が決まった。トーナメント優勝者にはIWGPヘビー、IWGPインターコンチネンタル、NEVER無差別級の3王座いずれかの挑戦選択権が与えられる。あくまで新日プロとDDTのタイトル戦線は別物ととらえているというが「出ることが決まってうれしいですね。やっぱりチャンスですから」と、団体を股にかけた2冠奪取の足がかりにするつもりだ。

 

 燃える理由はそれだけではない。初戦のドク・ギャローズ(31)をクリアすれば、2回戦(3月8日、後楽園)では棚橋弘至(38)と矢野通(36)の勝者と激突する。プロレス界の頂点に君臨する棚橋は、飯伏が「神」と公言し尊敬する存在。昨年夏のG1クライマックスで初の一騎打ちが実現するはずだった。

 

 しかし7月の試合で飯伏が脳振とうを起こしてしまい、開幕直前に無念のドクターストップ。「G1に出られないという悔しさはもちろんですけど、棚橋さんと戦えなくなってしまった悔しさが同じくらい大きかった」と絶望のふちに突き落とされたが、その後に行われた全体会見の控室で棚橋から「大丈夫。必ずまたやろう」と言葉をかけられ救われたという。

 

 飯伏は「あの時の悔しさはもう繰り返したくないので。絶対勝ち上がりますよ」とNJCで昨年の約束を果たす決意。自身の負傷で流れた“ドリームカード”は、自らの手でつかみとって実現させる。