IGF「GENOME32」(20日、東京ドームシティホール)に参戦する暴走王・小川直也(46)が16日、急造コンビ結成を承諾した。

“中国人留学生レスラー”ワン・ビン(20)とタッグを結成し、ミノワマン(39)、澤田敦士(31)組と対戦することが発表されていたが、暴走王はそれを「IGFの一方的な発表」と一喝。「事務方が動くんじゃなく、本人の意思がほしい。ワン自らが名乗り出ないなら白紙に戻せ」と表明し、同席した井野恒広報の顔を見る見る青ざめさせていった。

 すると会見場になんとワンが乱入。乱闘に発展か…と思いきや「オネガイシマス」とその場に土下座したのだ。これには暴走王も目が点に…。「いつ来たんだ」「こいつは何が言いたいんだ」「なんで他の若手は来てないのか」「中国に土下座の文化はあるのか」となかなか的を射た質問を井野広報に投げかけつつも、その誠意に免じてタッグ結成を了承した。

 ワンの肩をポンと叩いた暴走王は「(パートナーだったジェロム・レ)バンナも試合を通し、分からないところはアドバイスを仰いできた。見て盗む部分もある。澤田のバカは『シングルが一番』と言っているが、タッグのほうが吸収は早い。体格もいいし、持ってるものは無限大だ」と早くも師匠気取り。

 かたやワンは「ウレシカッタデス」と片言の日本語でコメントしたが、“小川憎し”で一致する相手チームは結束を強めている。試合4日前に決定した超急造チームに勝ち目はあるのか?