W―1タッグ王者のカズ・ハヤシ(41)と近藤修司(37)が、次なる野望に向けて動きだした。

 16日に都内のW―1事務所で会見したカズは「クルーザー級の世界を大阪の試合から作りたい。俺たちの試合を会社が認めて、ベルトを作ることになったら最高」と話し、22日大阪・ボディメーカーコロシアム第2競技場大会の田中稔(42)戦を、タイトル新設に向けた“査定試合”にすることを決めた。

 一方、同大会でゼロワンの田中将斗(41)と一騎打ちする近藤は「借りを返す時がやってきた。対抗戦というより、個人として勝たないといけない試合」と表情を引き締め、昨年11月5日新宿大会のリベンジを誓った。

 しかも、ただ勝つことが目的ではない。近藤は「タッグのベルトを持ってるけど、無差別級のベルトを狙っていないわけじゃない。ここで勝ったら、でかいことを言わせてもらう。KAIからぶんどってやる」と豪語。

 W―1王者・武藤敬司(52)への次期挑戦を表明しているKAI(31)に代わり、タイトル戦を実現させるという。それぞれの目的は達成できるのか。