世界一性格の悪い男・鈴木みのる(46)が、今年11月での引退を発表した天龍源一郎(65)に一騎打ちを要求した。

 鈴木にとって天龍はプロレス人生でも多大な影響を受け、敬意を抱いている存在。2000年代前半には新日マットで暴れ回り、佐々木健介、髙山善廣とともに「外敵四天王」とまで呼ばれた。その天龍がリングから去ることには、さすがに感傷的に…なるかと思いきや「思うところ? あるよ。あるけど…。あ、まだやってたんだ?って感じかな」と相変わらずの憎まれ口を叩いた。

 残り少ないプロレス人生を全うするまで、ねぎらいの言葉などはゼロ。それどころか、鈴木は天龍に対戦要求まで突きつける。「あのオヤジ、俺とシングルやるって言ったんだから、やらせろよ。年内で戦えって。それを前提に天龍復帰戦(12年12月、後楽園)に出たんだよ」と主張した。

 天龍の35周年記念興行(11年11月、後楽園)、腰部脊柱管狭窄症からの復帰戦など、近年の節目の試合では、いずれも同じコーナーに立ってきた。しかし、永遠に戦う機会が失われるとあっては、黙っていられない。鈴木は最後の最後にシングルマッチでの対戦を訴える。過去両者の一騎打ちは、04年8月の新日プロG1クライマックス公式戦でしか実現していない。

「『何も思い残すことはない』とか言ってたんだろ? 俺とのシングルマッチ(の約束)は、なかったことにしやがって」と憤る鈴木。天龍とのケジメの一戦が実現するのか注目だ。