天龍源一郎が引退正式発表「馬場&猪木にフォール勝ち」が最高の思い出

2015年02月09日 13時19分

愛娘の天龍プロジェクト・嶋田紋奈代表(左)のねぎらいを受ける天龍

 ミスタープロレス・天龍源一郎(65)が9日、東京・後楽園ホールで会見を行い、本紙既報の通り今年11月の大会を最後に現役を退くと発表した。

 

 会見にはプロレスでは異例となる約80人の報道陣が集結。冒頭では愛娘の天龍プロジェクト・嶋田紋奈代表が「昨年末に天龍の口から引退という言葉が出て、検討を重ねたうえ、本日の発表に至りました。先日65歳の誕生日を迎えましたがケガ、病気などネガティブな理由で引退するのではありません」と説明。11月までの試合を「天龍源一郎ファイナルツアー」と題したシリーズとして行うことも明かされた。

 

 続いて天龍が「11月の試合を最後に引退することになりました。デビュー戦(1976年11月13日、米国テキサス州のテッド・デビアス戦)の近辺にケジメをつけたかった。これからプロレス界に恩返ししたい。プロレスラーになって本当にいい人生でした」万感の思いで語った。

 

 さらには「家内(まき代夫人)が病気になったこともありまして、これからは恩返しをしていかなければならないと考えた。(引退後は)奥さんにゴマをすりますよ」とも明かした。

 

 39年間のプロレス生活における思い出を聞かれると「やはり馬場さん、猪木さんからフォールを取れた試合が忘れられない」とも感無量の表情で語った。ラストマッチの日時と場所はこれから吟味していくという。

 

 最後はあぐらをかいて「プロレスファンのみなさん、本当にありがとうございました」と天龍らしく会見を締めくくった。

 

 天龍プロジェクトで決定済みの大会は3・6新木場、4・3新宿、5・30大阪。ラストマッチは天龍と縁の深い選手との試合を組む予定だ。

 

【プロフィル】てんりゅう・げんいちろう 1950年2月2日、福井・勝山市出身。13歳で大相撲の二所ノ関部屋に入門。76年10月に全日本プロレスに入門し、11月13日に米国テキサス州のテッド・デビアス戦でデビュー。84年2月にUNヘビー級王座奪取。86年に天龍同盟を結成。同年のプロレス大賞MVPに輝く。ジャンボ鶴田と名勝負を繰り広げて3冠ヘビー級王座に君臨。89年11月に日本人として初めてジャイアント馬場にフォール勝ち。4月に全日本退団。5月にSWSの旗揚げに参加する。92年7月にWARを旗揚げ。新日本との対抗戦で活躍して94年1月にアントニオ猪木をフォール。同年5月には大仁田厚と川崎球場で電流爆破マッチ、96年には高田延彦と2度の激闘を展開。98年からフリーとなり、99年12月には史上最年長IWGP王者となる。その後も全日本、新日本、ノア、ハッスルなで活躍。2013年に天龍プロジェクト設立。プロレス大賞MVP4回、ベストバウト8回獲得を誇る。現在はバラエティー番組に多数出演中。189センチ、120キロ。