世界ヘビーV1の耕平が将斗にタッグでの再戦を要求

2015年02月09日 16時00分

高さ十分のパイルドライバーで田中(手前)をマットに叩きつける耕平

 8日のゼロワン東京・新木場大会で行われた世界ヘビー級王座戦は、王者の佐藤耕平(37)が田中将斗(41)の挑戦を退け、初防衛に成功した。昨年9月にW―1の船木誠勝(45)から同王座を奪取後、ようやく組まれた初防衛戦。相手の田中はプロレス界屈指の実力者で、試合は予想通り激しい打撃戦になった。田中がエルボーを放てば、耕平も蹴りでお返し。ヒートアップした2人は頭突き合戦を繰り広げ、王者の額はパックリ割れて大流血した。

 

 試合が動いたのは15分過ぎ。田中のスライディングDをかわした耕平は、すかさず後頭部に頭突き。そこからタイガースープレックス、原爆固めで田中を沈めた。試合後は「これで田中将斗を超えたことにはならない。3月1日の後楽園で(田中、杉浦貴組が持つNWA)インターコンチネンタルタッグに挑戦させてくれ!」と別のタイトル戦での再戦を要求した。

 

 気持ちをかき立てたのが年内引退を決めた天龍の存在だった。駒沢大学高校柔道部のころ、プロレスラー志望だった耕平は部活が終わると、世田谷区桜新町にあった天龍の「鮨處 しま田」の階下にあったコンビニで出待ちした。入門を直訴するためだ。

 

 結局、対面はかなわなかったが、デビュー前から憧れだった。「天龍さんの痛みの伝わるプロレスはボクの中にもある。ハッスルでからんだことがあるけど、引退までにもう一度、接する機会があれば」。引退ロードでの対戦を夢見ながら、耕平はゼロワンをけん引する。