大日本プロレスの東京・後楽園ホール大会(2日)で“ヤンキー二丁拳銃”の宮本裕向(32)、木高イサミ(33)組とアブドーラ小林(38)、“黒天使”沼澤邪鬼(37)組が「蛍光灯プリズンタッグデスマッチ」で激突。聖地に地獄絵図を描き出した。

 蛍光灯200本+4つのコーナーに設置されたタワー(約3メートルのロング蛍光灯の束)が公認凶器とされた。まずタワー攻撃に成功したのは二丁拳銃だ。2人がかりのスルーで沼澤を被弾させると、まるでダイナマイトのような爆発音が…。あまりの衝撃に会場が静寂に包まれたほどだ。

 さらに、木高が小林にタワーを挟んでのミサイルキックを発射すれば、宮本は沼澤にタワーを乗せムーンサルト。試合を優位に進めたかに見えたが、そこに落とし穴が。すべての蛍光灯を使いきったとみるや、沼澤が宮本を真神威(変型首固め)でクルリ。頭脳プレーでデスマッチヘビー級王者から3カウントを奪取した。

 試合後、3・1後楽園大会で王者・宮本VS沼澤のデスマッチ王座戦が発表になった。試合形式は剣山、画びょうなどが使われる「針地獄デスマッチ」に決定。再び聖地が血に染まるはずだ。